Webライターの文字単価相場は?初心者が単価を上げるための方法を解説

Webライターの文字単価相場のアイキャッチ ライティング

「Webライターの文字単価の相場は?」
「初心者が単価を上げるにはどうしたらいいの?」

この記事をご覧の方は、上記のような疑問を抱いている人が多いはずです。

特にこれからWebライターとしての活動を検討している人は、どのくらいの報酬がもらえるのか気になることでしょう。

そこで、この記事ではWebライターの文字単価相場について解説していきます。

この記事を読んで分かること
  • Webライターの報酬体系の種類
  • 文字単価の相場
  • 文字単価毎の案件難易度
  • 初心者のWebライターが文字単価を上げるための方法
  • 高単価の案件を受注するためのコツ

Webライターの報酬形態

掌の上にドルマーク

Webライターの報酬には、大きく分けて「文字単価」と「記事単価」の2種類があります。

種類によって報酬の計算方法や仕組みに違いがあるので、まずは種類による違いを理解しておきましょう。

文字単価による報酬

1文字〇円と文字単価が決められている報酬形態です。

文字単価による報酬には、以下のような特徴があります。

文字単価による報酬の特徴
  • 「文字数×設定単価」の合計が報酬になる
  • 書いた文字数だけ報酬は増える
  • 文字数に上限がある場合も

文字を書けば書くほど報酬が増えていくのが特徴です。

ただしクライアントによっては、事前に文字の上限数を設定していることがあるので、注意しましょう。

大田ごう
大田ごう

無意味に文字数を増やすと、記事の質が落ち、クライアントからの評価が下がってしまいます。

記事単価による報酬

1記事〇〇円と記事の単価が決められている報酬形態です。

記事単価による報酬には、以下のような特徴があります。

記事単価による報酬の特徴
  • 1記事における報酬額が事前に決まっている
  • 文字数による報酬アップがないため、良質な記事が生まれやすい
  • 文字数の多い記事だと割に合わない場合も

文字単価報酬だと文字数を無駄に稼ぐライターも多いため、記事単価報酬を採用するクライアントは多いです。

一方で、文字数が多い案件だと報酬が記事内容に見合わないこともあるので、案件内容をよく確認しておきましょう。

Webライターの文字単価相場と難易度

はしごを登ろうとしている男性

Webライターには、「取材ライター」や「シナリオライター」などの種類がありますが、今回は案件数の多い「SEOライター」の文字単価について解説していきます。

案件の難易度を単価毎に解説するので、ぜひ参考にしてください。

難易度「超低」:0.1円~0.4円

Webライターの案件としては、最低ラインの文字単価です。

業務内容は単純作業がほとんどで、基本的なPC操作のみで対応できます。

文字単価0.5円を切ると応募者が少なくなるため、0.4円以下の案件自体は少ないです。

【文字単価0.1円~0.4円】案件の特徴
  • 難易度が低く、PC操作のみで対応できる
  • 案件の数が少ない
  • 「詐欺」の可能性もあるので注意

報酬が安すぎる案件は注意!

初心者ライターは仕事が欲しいあまり、単価度外視で仕事を受ける傾向にあります。

しかし文字単価0.1円など、極端に報酬が安い案件は詐欺の可能性があるので注意しましょう。

たとえば、「数記事書いたら報酬を引き上げる」などの文句を使い、いつまでも低単価で仕事を依頼してくるクライアントも存在します。

悪質なクライアントに遭遇しないためにも、低単価の仕事を受注する際には、クライアントをよく精査しましょう。

大田ごう
大田ごう

基本的に文字単価0.4円以下の仕事は受けないのがおすすめです。

難易度「低」:0.5円~0.9円

活動をはじめて間もない初心者ライターは、文字単価0.5円~0.9円の案件が必然的に多くなります。

発注側も未経験・初心者に依頼することを想定した文字単価です。

初心者向けの案件が多いクラウドソーシングでも、0.5円~0.9円の案件が多い傾向にあります。

案件の難易度も低いため、初心者Webライターにおすすめの文字単価です。

【文字単価0.5円~0.9円】案件の特徴
  • 案件の難易度が低いので初心者におすすめ
  • クラウンソーシングサイトの案件で最も多い文字単価
  • マニュアルが用意されていることが多い

難易度「中」:1円~1.5円

Webライターとして一定の実績とスキルを得た人は、1円以上の案件を受注する人がほとんどです。

1円以上の仕事は、SEOライティングで記事を上位表示させるスキルを高く要求されます。

そのため、スキルが乏しい人が1円以上の仕事を受注すると修正を繰り返す可能性が高いです。

文字単価1円以上の仕事を受注する場合には、仕事内容と自分のスキルを照らし合わせて判断しましょう。

【文字単価1円~1.5円】案件の特徴
  • Webライターとして必要なスキルをすべて所有している
  • 案件難易度は中程度で、初心者には難しい
  • コンスタントに仕事をこなせば月間10万円以上を狙える
大田ごう
大田ごう

初心者はまず文字単価1円以上の案件を受けられるスキルを身に付けましょう!

難易度「高」:2円~

文字単価2円を超える案件を受けられる人は、Webライターとして「一流」といえるでしょう。

SEOライティングのスキルはプロフェッショナルの域に到達しており、書いた記事のほとんどを上位表示させることができます。

また2円以上の報酬をもらえるWebライターは、Webディレクションという仕事に就くケースも多いです。

Webディレクションは、Webライティングよりも単価が高いため、より高い報酬を得ることができます。

【文字単価2円以上】案件の特徴
  • 書いた記事のほとんどを上位表示させる実力がある
  • ライティングだけでなくディレクション業務も可能
  • 月間30万以上を目指せる

Webディレクションとは?

Webディレクションとは、Webサイトの制作・運営において指揮監督業務を行うことです。

具体的な業務には、以下のものがあります。

  • 企画の提案
  • 記事の添削・修正依頼
  • プロジェクトの指揮監督

記事に関することだけでなく、サイト運営の業務全般を担当します。

そのため、Webライティングのスキルだけでなく、Webサイト運営全般に関する知識が必要です。

大田ごう
大田ごう

Webディレクションをおこなう人のことを「Webディレクター」と呼びます。

初心者のWebライターが文字単価を上げるための方法

矢印とコイン

せっかくWebライターを目指すのであれば、将来的に高い報酬を得たいと考える人がほとんどのはずです。

そこでここでは、初心者のWebライターが文字単価を上げるための方法を解析していきます。

これからWebライターとして高い報酬を得たいと考えている人は、ぜひ参考にしてください。

実績を積み上げる

クライアントがWebライターに仕事を依頼する際に最も重視するポイントは、これまでライターが積み上げてきた実績です。

たとえば、「3記事しか執筆したことがない人」と「1,000記事執筆した人」なら、誰でも後者を選択するでしょう。

また記事数だけでなく、どのような記事を書いてきたのかポートフォリオを提示することも有効です。

ポートフォリオとは、「これまでに執筆し公開された記事」のことです。他クライアントから受注・納品した記事はもちろん、自分で運営するブログもポートフォリオに含まれます。

質の高いポートフォリオを提示することで、クライアントに安心感と信頼感を与えることができます。

大田ごう
大田ごう

初心者はまず低単価案件を受注し、実績を積むことがおすすめです!

スキルアップをする

実力主義のWebライターの世界では、有しているスキルで得られる仕事の内容も大きく変わります。

そのため、Webライターはスキルアップし続けることが大切です。

Webライターが身につけておくべきスキルには、以下のようなものがあります。

Webライターが身につけるべきスキル
  1. 文章力
  2. SEOに関する知識
  3. WordPressのスキル
  4. 情報収集能力
  5. スケジュール・タスク管理
  6. コミュニケーション能力
  7. 画像作成能力
  8. 取材・インタビューのスキル
  9. Webマーケティングスキル
  10. HTMLやCSSのコーディング

上記の通り、Webライターには様々なスキルが求められますが、すべてのスキルを一度に習得する必要はありません。

まずは文章力とSEOに関するスキルを身につけ、徐々にスキルを増やしていきましょう。

単価アップ交渉をする

稼げていないWebライターほど、単価アップ交渉をしない傾向にあります。

仕事内容や成果に対して報酬が見合っていないのであれば、積極的に単価交渉をおこないましょう。

金銭的な交渉をすることを「悪」と捉える人もいますが、交渉をしないライターはいつまでも低単価案件を受け続けることになります。

もしも同じ単価で仕事を受け続けているのであれば、勇気を出して単価交渉してみましょう。

大田ごう
大田ごう

単価アップ交渉をしてくれるWebライターを高く評価するクライアントも多いです!

単価アップを申し出るタイミングは?

Webライターのなかには、「いつ単価アップを申し出ればよいのか分からない…」という人も多いです。

もしも下記の要素にひとつでも当てはまるであれば、クライアントに単価アップを申し出てみましょう。

単価アップを申し出るための要素
  1. 1年以上同じ単価で案件を受け続けている
  2. 仕事内容に対して報酬が見合っていない(単価が安すぎる)
  3. 納品した記事の多くが上位表示された
  4. 他に高単価の案件を複数所持している
  5. 単価が上がらなければ受注をキャンセルする意思がある

特に、1年以上同じ単価で仕事を受け続けているWebライターは非常に多いです。

よほど良心的なクライアントでない限りは、クライアントから単価アップを提案してくれることはありません。

Webライターとしてレベルアップするためにも、タイミングを見極めて単価アップを申し出ましょう。

積極的に営業活動をする

高単価の仕事を見つけるためには、積極的な営業活動が欠かせません。

もしも今より単価を上げたいと思うのであれば、高単価の仕事へ積極的に応募しましょう。

クラウンソーシングサイト以外にも、SNSなどを使って高単価の仕事をくれるクライアントを発掘するのもおすすめです。

また高単価の仕事を見つけるためには、ブログやSNSを用いたセルブランディングも欠かせません。

ブログやSNSでセルフブランディングをすることで、新規のクライアントが見つかるかもしれません。

大田ごう
大田ごう

低単価の仕事を受け続けるのではなく、積極的に高単価の仕事へ応募しましょう。

クライアントに案件を紹介してもらう

高単価の仕事は、クラウンソーシングサイトなどで簡単に見つかるものではありません。

そこで、クライアントに他の案件を紹介してもらうのがおすすめです。

一定数の受注をこなしクライアントとの信頼関係を築いたら、思い切って他の案件がないか聞いてみましょう。

思わぬ形で今より単価の高い仕事を紹介してもらえるかもしれません。

Webライターの仕事を見つけるならクラウドワークスがおすすめ

これから初めてWebライターの仕事を見つけるのであれば、クラウドワークスがおすすめです。

クラウドワークスは、複数あるクラウドソーシングサイトのなかでも、最大規模を誇る大手サイトになります。

クラウドワークスがWebライターにおすすめな理由は、以下の通りです。

クラウドワークスがWebライターにおすすめな理由
  • 案件数が豊富
  • サポート体制が充実している
  • 初心者向けの案件が多い

クラウドワークスは業界最大手のサイトということもあり、サポート体制が充実しています。

また難易度が低めの案件も多いので、初心者Webライターには特におすすめです。

Webライターが高単価の案件を受注するためのポイント

ペンとノートと積み木

Webライターが高単価の案件を受注するためには、いくつかのコツがあります。

高単価案件を受注するためのポイントは、以下の通りです。

Webライターが高単価案件を受注するためのポイント
  • クライアントと直接契約をする
  • 予算のある会社をクライアントにする
  • クライアントの売上に貢献する

それぞれポイントについて詳しく解説していきます。

クライアントと直接契約をする

Webライターとして活動を始める際には、クラウンソーシングを活用する人が多いはずです。

しかしクラウンソーシングでは、サイト側に手数料を支払う必要があります。

そのため、発注者であるクライアントは手数料を差し引いた額で単価設定をすることになります。

少しでも単価を上げたいのであれば、クライアントと直接契約することがおすすめです。

大田ごう
大田ごう

SNSなどを活用してクラウンソーシング以外でもクライアントを発掘しておきましょう!

クラウンソーシングの手数料

クラウンソーシングでは、サイトによって発生する手数料が異なります。

下記は、クラウドソーシング各社の手数料です。

サイト名手数料
クラウドワークス販売者
10万までの部分:22%
10万〜20万部分:11%
20万以上の部分:5.5%購入者:0%
ランサーズ販売者:16.5%
購入者:5.5%
クラウディア販売者
5万までの部分:15%
5万〜10万部分:10%
10万〜100万部分:5%
100万以上の部分:3%購入者:0%
ココナラ購入者:22%
購入者:5.5%
スキマ販売者
2万までの部分:22%
2万1円〜5万:16%
5万1円以上:11%購入者:0%

Webライターの仕事は、ほとんどが1記事5万円以下であるため、発注者側は少なくとも15%以上の手数料を支払うことになります。

また「クラウドワークス」や「クラウディア」では、発注金額に応じて手数料が変動することも特徴です。

クライアントは、ライターだけでなく仲介者であるクラウドソーシングサイトにも報酬を支払うため、負担はより大きくなります。

予算のある会社をクライアントにする

高単価案件を発注するためには、クライアント側も資金的な余裕が必要です。

そこで、SEO会社や広告代理店のように、記事に対する予算の確保が充実しているクライアントを探しましょう。

SEO会社などは、公開する記事が自社の事業に大きく影響するため、予算を多く確保している可能性が高いです。

インターネットで検索し、SEO会社や広告代理店に営業を行うことで、高単価案件を紹介してもらえるかもしれません。

大田ごう
大田ごう

SEO会社などと直接契約することは決して簡単ではありません。地道に実績とスキルを積み上げていきましょう。

クライアントの売上に貢献する

クライアントが記事を公開する最終目的は、記事を通して自社のサービスや商品を紹介し、売上を増やすことです。

記事を執筆するうえで、クライアントの目的を常に意識しておくことは非常に大切です。

ただ記事を書いて納品するだけでなく、必ず上位表示をして売上に貢献するという意識を持ちましょう。

Webライターとして高い報酬を得るためには、クライアントの売り上げに貢献することが必須です。

大田ごう
大田ごう

結果を出せるWebライターを目指しましょう!

あとがき

今回はWebライターの文字単価相場について詳しく解説しました。

Webライターの仕事は低単価から高単価の案件まで存在し、ライターによって得ている報酬額も異なります。

全く稼げないライターがいる一方、高単価案件を獲得しているライターがいるのも事実です。

実績とスキルを積み上げて、着実にWebライターとしてランクアップしていきましょう。

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